ハラスメント被害者が胸を張ってその後の人生を送るための初動

こんにちは りっかです。

今日は、「ハラスメント被害者が胸を張ってその後の人生を送るための初動」について書いていきたいと思います。

ちなみに、前回のブログでも書きましたが、私は、

法律事務所・サービス業(東証一部)・電気通信業(非上場)・大学発ベンチャー(医薬・上場を目指す)・SIer(東証一部・ホールディングス)・人材業(上場できず)と様々なフェーズやレベル(約10名〜連結1万名超)の会社で法務を約20年・人事を約2年担当してきました。
ハラスメント教育(社内研修の講師)・「ハラスメント通報・相談窓口」の導入と運用・ハラスメント案件の対応等の業務経験がありますし、ハラスメント(セクハラ・パワハラ)の被害者となったこともあります。
(※「黙っているとおとなしそう。」と言われる佇まい(?)のせいか、世の中には、上記のような職務経験を有しているというのに仕掛けてくる無謀で残念な人がいるんです。(苦笑))

実に豊富な経験を有するワタクシこそ、このテーマを取り扱うのにふさわしいと思いませんか、みなさん!!!(誰向けのアピール?(笑))

ということで、今日は、「ハラスメント被害者が胸を張ってその後の人生を送るための初動」について述べてまいります。

なお、事前に以下の各内容についてご留意ください。
①このブログでは、法的な内容は扱いません。ご自身で専門家へご相談ください。
②このブログは、現在、苦しんでいる方の気持ちの整理のお役に立つことを目的としたものです。また、読者の何らかの目的を達成することを保証・確約するものではありません。

そして、以下の内容はすべて、私の実体験・職務経験の中から導き出したもの(のうち、書いても問題がないもの)です。もし、今、あなたがハラスメントでなんらかの痛手を被っている場合は、ぜひ、参考にしてみてください。

では、ひとつづつ見ていきましょう!

1. ファンタジーから離れ、ふんどしを締め直す。

「どういうことだ?」と思われた方も多いかもしれませんが、順次ご説明します。

まず、ハラスメント被害者の多くは、「自尊心」が傷ついています。

それは、加害者から様々な場面で「存在をディスカウント」されているからです。理由もなく、組織内では加害者の行為(態度・発言)が容認され、逆に、被害者の行為が槍玉に挙げられることもあるでしょう。なぜか組織が加害者を支持したり、周囲に味方がいないこともあります。

一方で、

ハラスメント加害者の多くは、自分の行為(及び行為の基盤となる事実認定)に正当性があると考えています。 客観的に見ると独善的で事実誤認も甚だしいのですが、それを認めないための理論武装(これもまた客観的に見ると破綻しているのですが)をし、周囲には、その理論を支持してくれる人間ばかりを集めています。

そこで、まずは「加害者は、自分たちの残念な(かつ、彼らにとってとても居心地の良い)ファンタジーの中で生きている。」ということを冷静に理解しましょう。次に、「私はそのファンタジーの住人ではない。」ことを思い出しましょう。

つまり、

加害者からどれだけ「存在をディスカウント」されたとしても、それは、あなたの真の価値とは異なります。よって、自分の価値を思い出し、ふんどしを締め直して自分の価値を改めて設定してください。
(※「価値」と書くと、「いえ、私はそんな・・・」と言い出す方が出てきますが、言い換えると「加害者のファンタジーを受け入れ、その住人として生きることを容認する」可能性があることを理解された方がいいでしょう。)

私が被害者の近くにいたときには、まるで「呪」をかけるかのように(笑)、その人の素晴らしさを真横で毎日しつこく・一日に何度も伝え続けました。そして、「彼らのファンタジーを容認する必要はない」ことを笑顔ではっきり何度も伝えました。
通常であれば、鬱になってもおかしくない環境でしたが、最終的にその人は、その会社よりも遥かに社格が上の企業に元気に転職を決めていきました。

さて、ここまでを一言でまとめると、以下のようになります。

ハラスメント加害者の「ファンタジー」を真に受けてはならない。自分の価値は、自分で決める。

2. 謝罪させようと思わなくていい。

例えば、あなたが被害者であると仮定すると、中には「心から謝罪してほしい!」と思う方もいらっしゃることでしょう。

でも、ここで思い出してください。

加害者は「ファンタジー」の中で生きているのです。その中で彼らは、スーパーヒーローであり、島●作であり、ゴ●ゴ13なのです。(※ちょっと笑いながら書いています。)居心地が良く、自尊心を満たす「ファンタジー」なのです。(たとえその基盤となる自己認識が大間違いであったとしても。)

その「ファンタジー」を崩し「心から謝罪」をさせるのに、あなたはどれだけの熱意と工数が必要だと思いますか?

また、そんな彼らの「心からの謝罪」のためにあなたはどれだけ「あなたの人生(時間)」を無駄にしますか?

以上を踏まえ、私は、

加害者に謝罪を求めるのは無駄なので、実利を得ることを目標にしたほうがよいと思います。

※ただし、実利を得るための駆け引き・手段として(例:どうしても謝りたくないタイプの加害者からより大きな実利を得ることを目的として謝罪を求める)求めることはアリだと思います。

また、加害者には、その「ファンタジー」の中で生きていかせてあげればよいのです。それが巡り巡って、加害者の人生に戻っていくだけですので(一生気づかないと思いますが。)、そのまま放置しましょう。

3. 通報窓口のしくみを確認し、利用できる場合は利用する。

会社に「ハラスメント通報・相談窓口」がある場合の対応です。

特に、「通報・相談窓口が第三者(外部委託)」である場合は、通報・相談した内容が会社に報告される際に「匿名にできるか否か」「通報・相談内容自体を会社に伝えないことができるか」を確認することをお勧めします。

会社側に情報を伝えなかったとしても、外部委託先には記録が残ります。つまり、ハラスメントを受けた「実績」を記録に残しておく手段とするのです。

ハラスメントを受けているにもかかわらず、会社のハラスメント対策機能を理解せず、悶々としている方が多くいらっしゃいます。ぜひ、機能を理解し、利用してください。

そして、加害者がハラスメント行為をしてきたときには、
「ありがとう。これでまた一つ、証拠が充実します。」と心の中で(※重要)にっこりしながら、外部委託先の窓口に通報・相談してください。ちゃんと主導権を握るべきです。
にっこりできる人になるには、「ファンタジーの外」の住人である必要があります。「まだちょっと難しい。」と思う場合は、1を読み直してみてください。

4. どういう人生を生きたいのかを自分に問い直す。

ここまで読んでこられた読者のみなさんの中には、
「この人、強い・・・」「私には無理・・・」と思った方もいらっしゃることでしょう。

でも、私、最初にお伝えしました。
「ハラスメント(セクハラ・パワハラ)の被害者となったこともあります。」

そして、ここまで語ったのは、
「ハラスメント被害者が胸を張ってその後の人生を送るための初動」
つまり、ほとんどは「思考・マインドを整えるテクニック」なのです。

私は、このテクニックを用いることで「被害者」という立場を拒否し、人生の主導権を自分で握りました。では、なぜ、このテクニックに到達したのか?というと、

「私の価値は自分で決める。(勝手にディスカウントさせない。)」「言動は自己責任(加害者の行為の責任は加害者が負うべき。)」という明確な私の中でのルールがあるからです。きっと、あなたの中にも明確な基準・ルールがあるはずです。

そして、自分がハラスメント被害者になったときに、まず必要になるのは、今後「どういう人生を生きたいのかを自分に問い直す」作業です。

様々な事情から、我慢を重ねて被害を受け続ける選択をする方もいるでしょう。その選択は尊重されるべきであるとは思いますが、そこに(加害者に限らず)「他人の思考」が入り込んでいないかどうか、は検討の余地があるとは思います。

まとめ

今回のテーマは「ハラスメント被害者が胸を張ってその後の人生を送るための初動」というものでしたが、結局は「あなたがどのような人生を送るのかは、あなたが決めるもの」というところに行きつきます。

ぜひ、最高にあなたらしい人生を送っていただきたいと思います。
2020/11/24
このブログは、noteにも掲載しています。

ハラスメント被害者が胸を張ってその後の人生を送るための初動

こんにちは りっかです。

今日は、「ハラスメント被害者が胸を張ってその後の人生を送るための初動」について書いていきたいと思います。

ちなみに、前回のブログでも書きましたが、私は、

法律事務所・サービス業(東証一部)・電気通信業(非上場)・大学発ベンチャー(医薬・上場を目指す)・SIer(東証一部・ホールディングス)・人材業(上場できず)と様々なフェーズやレベル(約10名〜連結1万名超)の会社で法務を約20年・人事を約2年担当してきました。
ハラスメント教育(社内研修の講師)・「ハラスメント通報・相談窓口」の導入と運用・ハラスメント案件の対応等の業務経験がありますし、ハラスメント(セクハラ・パワハラ)の被害者となったこともあります。
(※「黙っているとおとなしそう。」と言われる佇まい(?)のせいか、世の中には、上記のような職務経験を有しているというのに仕掛けてくる無謀で残念な人がいるんです。(苦笑))

実に豊富な経験を有するワタクシこそ、このテーマを取り扱うのにふさわしいと思いませんか、みなさん!!!(誰向けのアピール?(笑))

ということで、今日は、「ハラスメント被害者が胸を張ってその後の人生を送るための初動」について述べてまいります。

なお、事前に以下の各内容についてご留意ください。
①このブログでは、法的な内容は扱いません。ご自身で専門家へご相談ください。
②このブログは、現在、苦しんでいる方の気持ちの整理のお役に立つことを目的としたものです。また、読者の何らかの目的を達成することを保証・確約するものではありません。

そして、以下の内容はすべて、私の実体験・職務経験の中から導き出したもの(のうち、書いても問題がないもの)です。もし、今、あなたがハラスメントでなんらかの痛手を被っている場合は、ぜひ、参考にしてみてください。

では、ひとつづつ見ていきましょう!

1. ファンタジーから離れ、ふんどしを締め直す。

「どういうことだ?」と思われた方も多いかもしれませんが、順次ご説明します。

まず、ハラスメント被害者の多くは、「自尊心」が傷ついています。

それは、加害者から様々な場面で「存在をディスカウント」されているからです。理由もなく、組織内では加害者の行為(態度・発言)が容認され、逆に、被害者の行為が槍玉に挙げられることもあるでしょう。なぜか組織が加害者を支持したり、周囲に味方がいないこともあります。

一方で、

ハラスメント加害者の多くは、自分の行為(及び行為の基盤となる事実認定)に正当性があると考えています。 客観的に見ると独善的で事実誤認も甚だしいのですが、それを認めないための理論武装(これもまた客観的に見ると破綻しているのですが)をし、周囲には、その理論を支持してくれる人間ばかりを集めています。

そこで、まずは「加害者は、自分たちの残念な(かつ、彼らにとってとても居心地の良い)ファンタジーの中で生きている。」ということを冷静に理解しましょう。次に、「私はそのファンタジーの住人ではない。」ことを思い出しましょう。

つまり、

加害者からどれだけ「存在をディスカウント」されたとしても、それは、あなたの真の価値とは異なります。よって、自分の価値を思い出し、ふんどしを締め直して自分の価値を改めて設定してください。
(※「価値」と書くと、「いえ、私はそんな・・・」と言い出す方が出てきますが、言い換えると「加害者のファンタジーを受け入れ、その住人として生きることを容認する」可能性があることを理解された方がいいでしょう。)

私が被害者の近くにいたときには、まるで「呪」をかけるかのように(笑)、その人の素晴らしさを真横で毎日しつこく・一日に何度も伝え続けました。そして、「彼らのファンタジーを容認する必要はない」ことを笑顔ではっきり何度も伝えました。
通常であれば、鬱になってもおかしくない環境でしたが、最終的にその人は、その会社よりも遥かに社格が上の企業に元気に転職を決めていきました。

さて、ここまでを一言でまとめると、以下のようになります。

ハラスメント加害者の「ファンタジー」を真に受けてはならない。自分の価値は、自分で決める。

2. 謝罪させようと思わなくていい。

例えば、あなたが被害者であると仮定すると、中には「心から謝罪してほしい!」と思う方もいらっしゃることでしょう。

でも、ここで思い出してください。

加害者は「ファンタジー」の中で生きているのです。その中で彼らは、スーパーヒーローであり、島●作であり、ゴ●ゴ13なのです。(※ちょっと笑いながら書いています。)居心地が良く、自尊心を満たす「ファンタジー」なのです。(たとえその基盤となる自己認識が大間違いであったとしても。)

その「ファンタジー」を崩し「心から謝罪」をさせるのに、あなたはどれだけの熱意と工数が必要だと思いますか?

また、そんな彼らの「心からの謝罪」のためにあなたはどれだけ「あなたの人生(時間)」を無駄にしますか?

以上を踏まえ、私は、

加害者に謝罪を求めるのは無駄なので、実利を得ることを目標にしたほうがよいと思います。

※ただし、実利を得るための駆け引き・手段として(例:どうしても謝りたくないタイプの加害者からより大きな実利を得ることを目的として謝罪を求める)求めることはアリだと思います。

また、加害者には、その「ファンタジー」の中で生きていかせてあげればよいのです。それが巡り巡って、加害者の人生に戻っていくだけですので(一生気づかないと思いますが。)、そのまま放置しましょう。

3. 通報窓口のしくみを確認し、利用できる場合は利用する。

会社に「ハラスメント通報・相談窓口」がある場合の対応です。

特に、「通報・相談窓口が第三者(外部委託)」である場合は、通報・相談した内容が会社に報告される際に「匿名にできるか否か」「通報・相談内容自体を会社に伝えないことができるか」を確認することをお勧めします。

会社側に情報を伝えなかったとしても、外部委託先には記録が残ります。つまり、ハラスメントを受けた「実績」を記録に残しておく手段とするのです。

ハラスメントを受けているにもかかわらず、会社のハラスメント対策機能を理解せず、悶々としている方が多くいらっしゃいます。ぜひ、機能を理解し、利用してください。

そして、加害者がハラスメント行為をしてきたときには、
「ありがとう。これでまた一つ、証拠が充実します。」と心の中で(※重要)にっこりしながら、外部委託先の窓口に通報・相談してください。ちゃんと主導権を握るべきです。
にっこりできる人になるには、「ファンタジーの外」の住人である必要があります。「まだちょっと難しい。」と思う場合は、1を読み直してみてください。

4. どういう人生を生きたいのかを自分に問い直す。

ここまで読んでこられた読者のみなさんの中には、
「この人、強い・・・」「私には無理・・・」と思った方もいらっしゃることでしょう。

でも、私、最初にお伝えしました。
「ハラスメント(セクハラ・パワハラ)の被害者となったこともあります。」

そして、ここまで語ったのは、
「ハラスメント被害者が胸を張ってその後の人生を送るための初動」
つまり、ほとんどは「思考・マインドを整えるテクニック」なのです。

私は、このテクニックを用いることで「被害者」という立場を拒否し、人生の主導権を自分で握りました。では、なぜ、このテクニックに到達したのか?というと、

「私の価値は自分で決める。(勝手にディスカウントさせない。)」「言動は自己責任(加害者の行為の責任は加害者が負うべき。)」という明確な私の中でのルールがあるからです。きっと、あなたの中にも明確な基準・ルールがあるはずです。

そして、自分がハラスメント被害者になったときに、まず必要になるのは、今後「どういう人生を生きたいのかを自分に問い直す」作業です。

様々な事情から、我慢を重ねて被害を受け続ける選択をする方もいるでしょう。その選択は尊重されるべきであるとは思いますが、そこに(加害者に限らず)「他人の思考」が入り込んでいないかどうか、は検討の余地があるとは思います。

まとめ

今回のテーマは「ハラスメント被害者が胸を張ってその後の人生を送るための初動」というものでしたが、結局は「あなたがどのような人生を送るのかは、あなたが決めるもの」というところに行きつきます。

ぜひ、最高にあなたらしい人生を送っていただきたいと思います。
2020/11/24
このブログは、noteにも掲載しています。